甲陽園のマンション改修-1年点検
8年前から改修工事で関わらせていただいている甲陽園のマンション。
2期工事の竣工引渡しから1年が経ち、点検に伺いました。
どの部分も大切にお使いいただいて、更新した建具も空間にすっかり馴染んでいました。
「忙しい毎日の中でも、この部屋に帰ってくることでまた頑張ることができる」とお話しいただき、とても嬉しい時間でした。
部分的に、住みながら少しずつ手を加えているこのプロジェクト。
だからこそ、本当に必要なものをじっくり選びながら形にしていくことができ、その過程が暮らしへの満足感や充実感につながっているのだと感じました。
今回の押入部分の更新では、既存の鴨居と敷居を活かし、吊元を自由にできる4枚折れ戸を設けました。扉を開けた時に家具などの邪魔にならないという開閉方法の自由度、どの場所でも簡単に物が出し入れできるという使い勝手の良さが、日々の動きに自然に馴染んでいるように感じました。




