窓まわりの小さな改修

京都市左京区にて、築年数の経ったお宅の窓まわり改修工事を行いました。 昭和期から使用されていたと思われるシングルガラスの木製4枚建具を、複層ガラス仕様の木製2枚建具へ更新しています。 隣家からの視線がダイレクトに感じられる住宅地のため、視線を和らげるかすみガラスを採用しました。 上部の掛け障子部分は、外壁側に簡易的にアクリル板が取り付けられている状態だったため、押縁を回してガラスをはめ直しました。障子は窓まわりの断熱性向上にも役立つため、住まい手さんが再利用に対して前向きであったことから、ガラスをはめた後もそのまま使い続けることになりました。 既存の窓枠は建具に対してぴったりの奥行きしかありませんでしたが、新たに枠材を上から重ねて取り付けることで、室内側に奥行きを確保できるよう建具の位置を決めました。 ちょっと腰掛けたり、子どもたちが遊んだりできる小さなスペースとして活用できるよう工夫しています。 このような、部分的で小規模な改修工事のご相談も承っております。 少し手を加えるだけで、空間の印象が大きく変わったり、新たな使い勝手が見つかったりと、日々の暮らしに小さくても印象深い変化をもたらすことができます。 どんな些細なことでも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。